使い手:ペインマン
テリブルペイン、つまり「恐怖の痛み」。
左腕は完全に極められてしまい
右腕は首ごと極められているので動きが制限され
足は後ろから四の字固めを極められ
もがけばもがくほど緩衝剤が隙間に食い込んできて、どんどん締め付けがキツくなるというペインマンの最高の必殺技。
作中では「最高の決め技」と外野の墓守鬼が称していたが、おそらく「伍式奥義」だと推測される。
ペインマン自身もこの技の威力を自負しており、
「ソフトなボディで全身をくまなく包まれる感触は夢心地だろう?」
「あまりの心地良さゆえか皆天国へ旅立っていく」
と、恐ろしい表現をしていた。
周りの墓場鬼達も
「いくら下等超人とはいえ、この呻き声はまともに聞いていられないぜ・・・」
と言っていた。
作中では、空中でジワジワと締め付けるペインマンが「そろそろ仕上げといくかーっ!」と、急降下するシーンがある。
つまり、この落下させた時こそが「伍式奥義」の完成なのではないかと推測する。
結果はジャンクマンが誇りを取り戻し、金網を利用してジャンクハンドをぶん回し、技から脱出する。
脱出後もジャンクマンの体には締め付けた後が残り、この技の凄まじいダメージを物語っている。
自分の最高の技を外されても全く焦る様子のないペインマン。
痛みを感じない体だからこそ、彼は焦る事が無かったのだろう。
しかし本来あり得るはずのない、下等超人にこの技を外された事に、少し危機感を覚えるべきであったと筆者は思う。
痛みに鈍感だったが故に、危機感が欠如していた。
彼の敗因はこの技の攻防に隠されていたと思う。