墓守鬼
超人墓場にいる鬼。
数千歳生きている個体もおり、不老不死くさい。
彼らは完璧超人ではないかと疑問に思ったので、その考察を続けます。
完璧超人の特性として、上下関係の厳しさが挙げられます。
基本的に下位のものは絶対服従という理念があります。
ネプチューンマンとキングの関係や、ヘルミッショネルズとケンダマン&スクリューキッドの主従関係を想像していただけたらわかると思います。
また、ネプチューンマンが自爆した時には、数で勝る1000人の部下は復讐のために正義超人を滅ぼそうとせず、自害したネプチューンマンの遺志を汲んで全員撤退という潔さを持っております。
あの高慢なネメシスですら、ストロングザ武道の正体を知った後は平伏し、敬意を表していた。
鬼達の行動を見てみよう。
悪魔将軍に墓場を荒らされたときに、鬼達はアビスマンにお叱りを受けます。
「おまえたちどういうつもりだ!?侵入者が現れたのに抵抗もできず見ているだけとは!それでも超人墓場の番人かー!?」
読者は知っております。
何人かは悪魔将軍に飛びかかって斬殺された事を・・・
アビスマンの言っているのは、それでも怯まず襲いかかれって事なんでしょうが・・・。
とにかく、こんな理不尽な上司に対して叱責されても、言い訳の一つも言わずに
「も・・・もうしわけございませんアビスマン様」
フツーなら、ちょっと言い訳もしたくなるところです。
「始めは飛びかかったのですが、ヤツは私どもの手に負える相手ではありません!」
とか
「生者がここに現れた時の対処法なんか聞いてません!マニュアルに書いておいてください!」
とか
「部下の失態は上司の失態だよなぉ〜、責任とってくださいよぉ、アビスマンサマぁ〜?」
とか言いたくなると思いますが、絶対服従の鬼達です。
(最後のは上司に絶対言ってはいけません、倍返しもダメです)
またペインマン登場時には、ジャンクマンに襲われるペインマンを守ろうと、盾のように庇っている事から、オリジンを深く尊敬してしている事がわかる。
さらにはペインマンが試合前に手出し無用と命令すると、鬼達は武器を納め、完全に外野に徹していた。
ペインマン敗北後も、ペインマンの言いつけを守り、瀕死のジャンクマンに襲い掛かる事は無かった。
それどころか、尊敬するペインマンの死を悼み、全員がすすり泣いていた。
ジャスティスマンが超人墓場に来た時も、尊敬するオリジンの死体に触れる事を躊躇っていたが、彼の指示に従い死体を埋葬する事になった。
それほどまでに上司を敬う鬼の姿は、そこらの人間や正義超人なんかより純粋であった。
よく外野人間や万太郎達が、選手に酷い罵声を浴びせるシーンがありますが、鬼達は一切そんな事は言わない。
その辺のスポーツマンシップもあり、かなり好感が持てました^_^