ロールシャッハ・ドット
使い手:マリキータマン
マリキータマンの体に点在しているテントウムシの黒い丸(ドット)を胸の中心に集め、対戦相手の深層心理を浮かび上がらせる技。
これによって相手の精神状態を図り、相手の動きを予測して闘うことが可能になる。
作中ではカレクックとゼブラ2人に使用。
理性を捨てた残虐ファイトで闘うカレクックの心が映し出したのは『黒い炎』であった。
これは理性を捨てた残虐ファイトなどでは無く、悲しみと怒りに囚われた見せかけの残虐ファイトだと見透かす。
その精神的な脆さを突いて相手を動揺させ、自分の勝利をより確実なものにした。
『ロールシャッハ』とは、『ロールシャッハ・テスト』の事。
ロールシャッハテストとは無作為に垂らしたインクの形を被験者に見せ、何に見えるかを述べてもらい、その言語表現を分析する事で、思考回路や障害を推定する精神・性格検査の事である。
これは1921年にスイスの精神科医『ヘルマン・ロールシャッハ』が考案した事に由来する。
心理テストや精神分析の方法はたくさんあるが、このロールシャッハテストは被験者がどう答えたらどう分析されるかが分かりにくく、嘘偽りのない精神鑑定が可能という事で、長く使用されている。
その反面、鑑定側の高度な技術が必要とされるために効率が悪いという点も挙げられている。
そんな高度な精神鑑定能力を必要とするマリキータマンは凄い!
対戦する度に使用している事から、大勢の超人の精神鑑定をしているに違いない。
この時代にとても必要な人材、精神科医への転職をオススメいたします。