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ラーメンマンとブロッケンJr. 感想2

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うっほ!


うっほ!!


うっほです(^-^)ニクッ





それでは今週掲載されていた読み切りの感想の続きをお送りします。







超人KO病院に入院したラーメンマンは絶対安静と言われているにもかかわらず、1万回を超える腕立てなどのトレーニングをする。


医者に止められるが、ラーメンマンは



「西洋医学などでは、この私の体は治療できん。」



と言い放つ。



ちなみにこの台詞、間を置かずに2度も出てきます。



一度ならちょっと格好良いセリフですが、すぐ2度目が出てくるのでクドイです。



そんな事言いながらも、律儀に包帯巻いて入院しているので、説得力も半減しております。




また、過去のシーンと比べると、ブロッケンとベッドの位置が逆になっております。























細かいけれども、そんぐらい気づいてちゃんと描いてくれよ、と思ってしまいました。





さて、病院を抜け出したラーメンマンは、箱根の山で修行をして傷を癒します。



その時に傷を癒すガスを発する古木を見つけるのですが










迷いなく引っこ抜くってヤバくね?





自然を愛するラーメンマンらしかぬ行為の気がしてしまいます。


なんの時か忘れましたが、ラーメンマンといえば映画版で田植えをしているシーンが印象深いので、自然を愛する印象を受けております。




そしてラーメンマンを尾行していたブロッケンは、闘いに飢えた残虐超人と決めつけ、再戦を申し込むと共にラーメンマンに襲いかかる!!



が、復讐心にかられた故にすべての行動を読まれ、一撃も与える事なく裁かれ、絞められ、投げられる。

さらには必殺技のキャメルクラッチを食らう。



ラーメンマンは復讐心を忘れ、オヤジの教えた大事な事を思い出せと言う。




「オヤジの言は忘れろ」と言ったり「オヤジの教えを思い出せ」と言ったり、ブロッケンが頭が悪かったらもう混乱しちゃいますね。






そしてブロッケンは何かから吹っ切れ、ラーメンマンにベルリンの赤い雨を放つ。



危険を感じたラーメンマンは全霊をかけてそれを回避する。



ベルリンの赤い雨は巨木を一刀両断。

ブロッケンが一つ覚醒した。


「あれから丁度1年。あの世でブロッケンマンも喜んでいるだろう」


と言うラーメンマンの言葉にピンとこないブロッケン。

復讐心で大事な事も忘れていたブロッケンJr.だったが、そう、この日はブロッケンマンの一周忌だったのだ。



いや忘れんなよ。




オヤジの事に囚われて復讐のために生きてきた男が、オヤジの命日忘れんなよ!



意味不明だよ!





ラーメンマンは傷を癒し、ブロッケンマンの供養のためにこの山に来たのだ。



そして供養のために擬似的な墓を立て、線香の代わりに先程引き抜いた奇跡の古木に火をつける。



するとその煙の中にブロッケンマンが笑みを浮かべて現れた!


ラーメンマンは親子水入らずで語り合うといいと、席をはずす。



ブロッケンJr.はオヤジに想う。




「聞こえるかオヤジ・・・オレはアンタとラーメンマンとの闘いのことを少々・・・誤解していたのかも知れねぇな・・・」





少々ではない。




そして物語の最後はこう締め括られている。
(少し文章をカットします)





ラーメンマンが見つけたこの古木こそ、中国・終点山にしか生息しない奇跡の樹『霊命木』のたった一本の生き残った亜種であった。
しかしこの時2人はその事を知る由もなかった。







そこ( ゚д゚)!?




この話で言いたかったのそこ( ゚д゚)!!?





これじゃ、霊命木の最後の生き残りをラーメンマンが考えなしに(無脳)に引っこ抜いたせいで超人界の財産が失われました。



みたいなオチになっていて、読み終わった時に



「あ〜あ、ラーメンマンやっちゃったなぁ〜」

って感想を少なからず感じてしまいます。






違うでしょうに!!


まだ悪の超人が組織化して出て来なかった時、キン肉マンの本質であり人気の秘訣となった『友情』が芽生えた話をしなくてはいけないと思うのですよ!




うっほが書くなら以下の文になります。








ラーメンマンとブロッケンJr.。ここに2人の友情が芽生え、やがてその友情は正義超人界に広がっていく。
この『友情』こそが、やがて襲来する悪魔超人や完璧超人を退け、宇宙の平和に繋がっていく。

しかしこの時2人はその事を知る由もなかった。






こうあるべきだと思います。




霊命木の生き残り亜種設定は入れたければ発見事に挿入すればいいと思います。



そんなわけで、とても残念な読切作品という印象を受けました。







ペインマン

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ペインマン



















完璧超人始祖の1人。





完璧・伍式(パーフェクト・フィフス)の称号を持ち、風のダンベルの保持者。




全身が緩衝剤でできているプチプチの超人。




その全身のプチプチにより、ありとあらゆるダメージを緩和してしまい、痛み(ペイン)を感じた事がないため、ペインマンという名が付いている。




また痛みを感じない分、ためらいもなく相手を痛めつける(ペインを与える)ため、二重の意味でペインマンという名前が成立している。





体の機能が全ての衝撃を緩和してしまうように、性格や思考も柔軟なの事が特徴的。




つまり消化できる考えの振れ幅が大きいのである。



一点特化で極値的な考え方の多いオリジンの中で、特に悪魔将軍とはファイトスタイルや考え方が何一つ合わず、口論の日々を送っていたという。



悪魔将軍がオリジンを抜けてしまったため、この口論に決着がつく事はなくなった。


だが口論の決着などは関係なく、ただ口論を繰り広げる事ができなくなった事、ペインマンはそれを哀しがっていた。




思想を分かり合うという事ではなく、単純に口論を楽しんでいたのだ。




常に笑っている表情を見せ、口調も爽快で余裕を見せているが、時々不覚にも取り乱すと、緩衝剤の奥に鋭い眼光が見える事がある。













悪魔六騎士のジャンクマンと対戦するのだが、この緩衝剤の奥の顔、





ジャンクマンと瓜二つです。






オリジンの中では本当に思想が中立っぽい所におり、全ての相手に一定の敬意を示す素晴らしい歌舞伎男、ペインマンの考察をしていきたいと思います(^^)




テハハハハハハーーーーッ!!!































ペインマン2

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ペインマン






全身が緩衝剤でできた超人、痛みを感じない。











傲慢さが目立つ完璧始祖の中でも、下等超人と見下しながらも一定の敬意を払う気概があり、物事を柔軟に捉えられる人物。




ジャンクマン戦では彼を下等超人と蔑む傍ら、デリブルペインクラッチから逃れた後は思い切り賛美していた。




「やるではないか!よくぞ振りほどいた!」





割られるはずのないエアバッグを1つ割られた時は




「見事だ、見事であるぞ!」



「素晴らしい、素晴らしいぞぉーっ!ジャンクマン!!」



と、興奮しながら彼を称えた。



ジャンクマンに敗北した後は、鬼達を退かせて風のダンベルを託す。


また、下等超人がその枠組みを抜けて「成った」と認め、それをザ・マンにも伝えて欲しいと託して事切れた。



ふざけた風体からは想像のできない漢気をみせる。





時は遡り、サイコマンがマグネットパワーを見つけた時、この力を利用するべきとオリジン達に説くが、誰も賛同しなかった。



柔軟性のあるペインマンは、研究自体は否定しないが、自らの肉体を鍛えて得たものでない力を闘いに組み込む考えは賛同しかねると答えた。




研究はアリと前置きをする事で、サイコマンを全否定する事はなく、戦闘に組み込む以外での用途は様子見という答えだった。



どうやら本当に真っ直ぐなヤツで、卑怯な事が嫌いなようである。



つまりこの発言から見てとれるように、体の緩衝剤は鍛えてより強靭なものにしているのか、もしくは緩衝剤頼みではなく、自分の肉体や技もしっかりと鍛えてこそ意味があると考えているのだ。




体の特性に甘えていないところが、とても素晴らしい。





今まで痛みを感じた事がないと言っているが、ザ・マンやオリジン同士でのバトルやスパーリングでも痛みは感じなかったのかなぁ?



必然的にそれならば1番強い事になると思うが・・・。



筋力が他のオリジンよりも弱そうなので、フォール負けとかはありそうですね。



頸動脈で締め落とされたりとか?









ファイヤーボールプレス

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ファイヤーボールプレス




使い手:ペインマン






柔軟な体の特性を活かし、エビ反りで自分の足を掴み、回転を加えながら落下していく必殺技。











普通に考えたらこんな状態で落っこちたら仕掛け側がダメージを負いそうなものですが、さすが痛みを感じないペインマンです。





ペインマンを象徴するような技であり、作中では数回披露している。




また悪魔将軍がストロングザ武道の『無欠雁字搦め』を食らった時に、薄れゆく意識の中でペインマンの言葉を思い出し、軟体ボディを発動させて技を逃れたあと、このファイヤーボールプレスで反撃に出ている。














ジャンクマン戦では、リングに這いつくばるジャンクマンをこの技でトドメを刺そうと発動させるが、一瞬のスキを突かれて反撃を許してしまう。





そう、この技は視界が悪くなるという欠点があったのだ!













おそらくコンマ何秒という時間であろうが、ジャンクマンは自分の片腕をもぎ取って軽量化させて飛び上がった。






この瞬間をペインマンは見逃してしまったのである!




結果敗北する事になるわけだが、最後に仕掛けた技がファイヤーボールプレスじゃなかったら、軍配はペインマンに上がっていたかもしれない。






火や熱を食らったら緩衝剤が熱膨張を起こして割れやすくなってしまうという弱点が判明したペインマン、ファイヤーボール(火の玉)という名前がなんとも皮肉である。










































テリブルペインクラッチ

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テリブルペインクラッチ






使い手:ペインマン











テリブルペイン、つまり「恐怖の痛み」。





左腕は完全に極められてしまい


右腕は首ごと極められているので動きが制限され



足は後ろから四の字固めを極められ



もがけばもがくほど緩衝剤が隙間に食い込んできて、どんどん締め付けがキツくなるというペインマンの最高の必殺技。



作中では「最高の決め技」と外野の墓守鬼が称していたが、おそらく「伍式奥義」だと推測される。





ペインマン自身もこの技の威力を自負しており、


「ソフトなボディで全身をくまなく包まれる感触は夢心地だろう?」



「あまりの心地良さゆえか皆天国へ旅立っていく」





と、恐ろしい表現をしていた。




周りの墓場鬼達も



「いくら下等超人とはいえ、この呻き声はまともに聞いていられないぜ・・・」



と言っていた。




作中では、空中でジワジワと締め付けるペインマンが「そろそろ仕上げといくかーっ!」と、急降下するシーンがある。



つまり、この落下させた時こそが「伍式奥義」の完成なのではないかと推測する。




結果はジャンクマンが誇りを取り戻し、金網を利用してジャンクハンドをぶん回し、技から脱出する。




脱出後もジャンクマンの体には締め付けた後が残り、この技の凄まじいダメージを物語っている。











自分の最高の技を外されても全く焦る様子のないペインマン。



痛みを感じない体だからこそ、彼は焦る事が無かったのだろう。



しかし本来あり得るはずのない、下等超人にこの技を外された事に、少し危機感を覚えるべきであったと筆者は思う。



痛みに鈍感だったが故に、危機感が欠如していた。



彼の敗因はこの技の攻防に隠されていたと思う。







読切 ウルフマンの巻〜土俵上の士〜 感想

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うっほ!


うっほ!!


うっほです(^-^)ニクッ




今週掲載の読み切りは



『キン肉マン超人列伝・ウルフマンの巻〜土俵上の士(もののふ)〜』




です。

















キン肉マンが王位継承戦を勝ち抜き大王に即位してキン肉星に帰還した日本では、ウルフマンの引退・断髪式が行われていた。



せっかくの断髪式だが、アイドル超人で参加したのはジェロニモのみ。



他のアイドル超人達は歴戦の傷を癒す為にメディカルサスペンションに入り、傷が癒えるまで強制的に収容されていた。



ウルフマンは左足が限界を迎えており、メディカルサスペンションでも回復の見込みがないため、苦渋の決断として引退を決めたのだ。




関係者がマゲにハサミを入れて行き、断髪式が終わると、超人相撲協会と宇宙超人委員会より『永世超人横綱』の称号がウルフマンに贈られた。



しかし、そこに異議を申し立てる乱入者が!!




世界超人相撲ファイティングスピリッツ10連覇の無敵相撲超人『ブラック・シップ』だ!!








最強の自分との対戦を避け続けているウルフマンが永世横綱を名乗る事に納得がいかないブラックシップはカナディアンマン、スペシャルマン、ミートをボコボコにする。



友を傷つけられたウルフマンは引退する前の最後の戦いのために立ち上がったのだ。






ストーリーの前半はこんな感じです(^^)



そんなわけで前半の感想を。




メディカルサスペンションが出てきているので、これは王位争奪編から完璧ラージナンバーズ襲来の間の話になります。


断髪式では、キューブマンとウルフマンのやりとりが見どころ。




「お前にくらった張り手が、超人レスラー人生で1番痛い技だったぜ。」




「まだ頑丈そうな体なのに辞めてしまうとは、惜しいな・・・」



キューブマンの見た目に反してイケメンな口調、いいですね(^^)



その言葉を噛みしめるように、ウルフマンの回想に行く流れもGOOD。



ウルフマンの左足は長年の戦いで靭帯とアキレス腱は何度も断裂し、とはやこれ以上の手術は不可能だとドクターに診断された。


左足をかばう右足も悪くなっている事も自覚があり、不本意ではあるが、一線を退いて若手育成のために親方となることを決意したのだ。



そして断髪式に来ていたウルフマンの父親と弟。


これがまた似てない似てない












もうモヤシという言葉がよく似合うくらいのひ弱そうな親父である。
(千代の富士のリアル家族をモチーフにしていたとしたら、スミマセン)







また、重要な式典だというのにスーツのセンスが非常にヤバイ。




キン肉マンでも着ないようなヤバいデザインのスーツ。



このセンスも実際の九重親方の父親をモチーフにしてたら、スミマセン。



そしてウルフマンの過去、青森駅から夜行列車(?)で上京し、超人レスラーとして修行する日々が描かれている。



超人レスラーって、キン肉マンやテリーマン、ロビン、ブロッケンがそうであるように、親からの遺伝子を受け継いでレスラーをしている者がほとんどだと思っていたのですが、ウルフマンの親父はモヤシでしたので、隔世遺伝なのか、母親の遺伝子なのか、はたまた一代で超人レスラーとして大成したのかは謎ですが、ウルフマンの並々ならぬ努力を垣間見る事ができました。











そういや回想にいた母親が、断髪式に参加していませんでしたが、どうしたんでしょうね?





断髪式ではジェロニモとのやり取りもなかなか良かったです。



ジェロニモにとっては2度目の断髪式でしたね。



そしてカニベースの番なり、自前の手のハサミで断髪しようとしたら、焦って全部切ってしまい、カレクックとキューブマンにストンピング食らうシーンも、なんかウルフマン登場時のキン肉マンを垣間見れて良かったです(^^)










次回は後半、ブラックシップとの戦いの感想をお届けします。



















































読切 土俵上の士 感想2

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うっほ!



うっほ!!




うっほです(^-^)ニクッ




それではウルフマン読切『土俵上の士(もののふ)』の後半の感想です。




ウルフマンの永世超人相撲横綱の称号授与に異議を申し立てる超人相撲界最強と自負するブラック・シップ。




ウルフマンは彼との対戦を避けていたわけではなく、襲来する悪魔超人達と戦い続けていたため、仕方のない事であった。



今や平和な時代、ならば対戦の実現は可能だろうと、無理やり戦闘態勢に入るブラックシップ。



引退した身の超人は格闘家ではない。そんな一般超人を守るのが超人レスラーの使命だと、ミートくんが間に割って入るが、ブラックシップに張り手の乱舞を食らい、反撃のスキもなく、喉輪落としでダウンしてしまう。




スペシャルマン、カナディアンマン、そしてミートくんという友がボコボコにされたのを目の当たりにして、ウルフマンが立ち上がる。



「最後にもうひと勝負させてくれ!」



構えたたけで左足が痛むウルフマンに、ジェロニモが先程切られたマゲを投げ入れる!



マゲはウルフマンの肉体の一部に戻り、完全な姿を再現させる!








そして大一番が開始!





立ち上がりのぶつかり合いはブラックシップに軍配!



体勢を崩したウルフマンに、追い討ちをかける蹴たぐり(ローキック)の嵐!



痛めている左足を執拗に削ってくる。




土俵際に追い込まれたウルフマンはなんとか踏ん張るが、そこに強烈な突きが炸裂!!








ギリギリで残ったウルフマンだが、ブラックシップは喉を掴んで軽々とウルフマンを持ち上げる。




そして勢いよく叩きつける『喉輪落とし』を放つ!!




万事休すの所でウルフマンの体が発光!




喉輪落としを外すと、両手を相手の首筋に当てる。


ブラックシップは振り払おうとするが、はずれない!!



「一度かかれば地獄の一丁目、超人相撲の秘技中の秘技、合掌ひねり!!」



左足を軸にウルフマンは大回転し、ブラックシップを豪快に投げ飛ばし、土俵にめり込ませた!!




ウルフマンの完全勝利だ!!



「大和の国の土俵に埋まっているのは金なんかじゃねぇ!血と汗と涙、そして闘う士(もののふ)だけが分かち合う事ができる友情パワーだ!」



金や名誉のために戦ってきたブラックシップに言い放ったウルフマンは、これで改めて引退をする事ができるのでした。





さて、まずはこのブラックシップ、完全にアメリカンOKANといったデザインです。





ミキサー大帝を砕いたミートくんのバックドロップを簡単に外すあたり、実力者である事がわかります。


金と名誉を重視し、また子供に邪魔される事を笑って許せる性格でない所もゲスでいいですね〜(^^)



ゲス野郎ですが、動機はどうあれ10連覇し続けてウルフマンと闘う事を熱望している部分はカッコイイです。



張り手、けたぐりだけで攻めていれば勝利もありえたでしょうが、敢えてエンターテインメント性の強い喉輪落としで行くところも、プロ意識があって素晴らしい奴でした。


強いて言えば、喉輪落としをちょっと改良してインパクトある必殺技でもあれば、もうちょっと印象強く残るのに、と思いました。




さて、引退したウルフマンですが、チョンマゲがまた出来上がってしまいましたので、この後改めて断髪式でもしたんですかね^_^?



そしたらジェロニモは3度も断髪式をした事になりますね。




後日、サグラダファミリアでは、引退したけれどマゲを結っているウルフマンがいます。




何度断髪式をするんでしょうね(^^)?







最後にウルフマンの後ろにある「ハァ〜ドスコイ〜ドスコイ」みたいな文章、緊張感なくて笑っちゃいます。



読み切りの中ではよく纏まっており、懐かしキャラとのからみやギャグ、友情と勝利などが織り込まれており、好きな話です。




終わり方もスッキリしており、読んだ後に爽快感と少しの寂しさが残るのもいいです。






子供の頃映画版アニメを見ていたので、やっぱりウルフマンは正義超人の頭数に入る重要なキャラだと思います。










ダミーバブル

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ダミーバブル




使い手:ペインマン





自分の右腕から緩衝剤の気泡を射出する事で、それがペインマンに変形する。




全く同じ姿を作り出す事が出来るので、身代わりや撹乱といった使い方ができる。










しかも、このダミーは無限に出す事が出来るそう。




一切のダメージを受け付けないペインマンであるが、このダミーバブルで作ったペインマンの分身は非常に脆く、ジャンククラッシュで木っ端微塵になるレベル。




しかしながら、特記するべくは、その技の発動の速さである。



ペインマンと激しい攻防を繰り広げる中で放ったジャンククラッシュが炸裂したかと思ったら、いつの間にかダミーバブル!



その様子をうしろで笑ってるペインマンを見つけ、すかさずジャンククラッシュをお見舞いするが、これもダミーバブル!!



















一体いつ発動させているのが謎なのである!!



その後の解説的に発動させた時は、ジャンクマンが目視できるようにゆっくり変形させていた。



時間差で発動させたり、連続で複数同時に発動させれば、もっとトリッキーな戦法がとれ、非常に強力な必殺技になると想像できる。




ペインマンは痛みを味わった事がない超人なので、ぶっちゃけ目眩しや身代わりなんか必要ない。



つまりこれはペインマンにとっては全く意味のない必殺技だと言える。





単純に相手をおちょくるために編み出したのではないでしょうか???




単純に口論を楽しむ性格なので、バトルも長く楽しみたいという彼が作り出したのならば、ダミーが攻撃しないのも、耐久が脆いのも、ネタバラシした後に遅く発動させる行為も納得できる。











ブラック・シップ

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ブラック・シップ













アメリカの国旗の柄のマワシを履き、黒い炎のようなタトゥー(?)を施したボディとブーツ、悟空とサザエさんを足して・・・いや掛け合わせたような髪型をしており、チョンマゲにタラコ唇にサングラスをかけ、これでもかってくらいメダルを首から下げているとんでもないデザインのアメリカ超人。




個性が渋滞しとる!





世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップにおいて10連覇をしている無敵の相撲超人でもある。






世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップがなんなのかわからないが、とにかく凄そうである。




どうやらウルフマンは日本超人相撲協会に所属しており、そこの横綱。


ブラックシップとは団体が違うわけなんですね。



アメリカ遠征編のキン肉マンに対してのスカルボーズやビューティーローデスという感じですね。



ウルフマンの噂や活躍は当然世界中に響き渡っているようで、ブラックシップは最強の超人相撲レスラーとしての自負があったため、かねてよりウルフマンとの相撲対決を所望していたようだ。



だが対決前にウルフマンが引退を決め、宇宙超人委員会より『永世超人相撲横綱』の称号が贈られる事になった事に異議を申し立てに、ウルフマンの引退式に乱入してきたのだ。



ブラックシップはウルフマンが自分との対戦を避け続けていたにもかかわらず、平気で永世横綱の称号を貰おうとしているその態度が気に入らなかった。



だが、ウルフマンは決して対戦から逃げていたわけではなく、悪魔超人らの外敵との戦いで多忙を極めたため、対戦が実現しなかったという。




しかし今は平和な時代、なので自分の連覇のメダル全部と、その永世横綱の称号をかけて戦おうと再び挑戦状を叩きつける。



が、ウルフマンは体力の(左足の)限界を迎え、引退の証である断髪式も終えてしまった。


一般超人となった者を守るのは超人レスラーの使命だと、身を挺してかばうミートくんを、ブラックシップはボコボコにする。




子供が出てくるとつい許してしまう大人がたくさんいるが、自分は大人気ない性格だと、彼は語る。



冷静に自分を分析できているので、実際には結構大人だと感じました。



ウルフマンもブラックシップがスペシャルマンとカナディアンマンをボコボコにして乱入してきた時に




「ブラックシップ、てめぇ!」



と言っていた事から、旧知の仲である事がわかります。




最強と自負する男が、敢えてウルフマンに挑戦状を出し続けているという事は、ウルフマンの実力を認めての事。



しかも10連覇のチャンピオンに対して、苦渋の決断とはいえ、ウルフマンは引退する際に1つの連絡もしなかったのである。


しかもブラックシップが乱入してきてもウルフマンは逆ギレ、せめて謝罪をするべきである。



あのキン肉マンだって、王位に着く前に決着を付けなくてはならないと、テリーマンとロビンマスクの挑戦を受けているのだ。





友を傷つけられたため、ウルフマンは立ち上がり、対戦が実現するのですが、結果はウルフマンに軍配。





しかし、大人としての対応に関しては、私はブラックシップを推してあげたい(^^)





そんなわけで相撲界の黒船、ブラックシップをしばらく考察したいと思います。








ブラック・シップ2

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ブラック・シップ












アメリカの相撲超人。




世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップで無敵の10連覇を誇り、スペシャルマン、カナディアンマン、ミートくんを無傷でボコボコにする実力を持つ。





とにかく見た目の個性が凄い。




褐色の肌に黒い炎のタトゥー、炎の柄のブーツにアームサポート、アメリカの国旗のマワシ、サングラス、ヴィジュアル系の首輪、とんでもない数のメダル、タラコ唇、とんでもない髪型、バカ殿みたいなチョンマゲ(うぅ、志村けんさん、大好きでした、さようなら。)。






それこそコントでしか出てこないような外見をしています。




さて、キン肉マンの世界では人間の目があんまりでてきません。


というか、作者が目を描くのが苦手なんじゃないかと子供の頃から思っており、目の無いキャラが凄い目立つんですよね。




ラーメンマンのように瞑っているパターン。



ウォーズマンやタイルマンのような無機物についた目の穴のパターン。



ウルフマンやゴーレムマンのように白目のパターン。


ジェロニモやマンモスマンのように隠すパターン。



ブラックホールやペンタゴンのようにそもそも目が無いパターン。



そして、ブロッケンのように影で覆うパターン。



さて、このブラック・シップはどれでしょう?



サングラスなのか、ホリが深くて影になっているのか。


まぁ前回のブログにも今回の冒頭にも書いたように、彼はサングラスです。



いや、サングラスと言っていいのか・・・。



奇妙なコマを見つけました。












目の奥がサングラスになっているのです!



何コイツ!?


目だけ機械超人!?


ビスのような跡があるし、怖っ!




目潰しを避けるために目だけ改造手術でもしたのでしょうか?



それとも黒船(ブラックシップ)っていうのはアメリカから襲来って意味じゃなくて、本当に黒い船の超人で、目は窓の部分だとか・・・?




見た目だけでこんなに語れる超人はなかなかいないと思います。












この見た目アップの眉毛、もはや目の上じゃなくて眉間に生えてるし、なんなのコイツの見た目。











読切 カレクック〜愛と怒りの聖人〜 感想

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うっほ!


うっほ!!


うっほです(^-^)ニクッ



今週の読み切りはあの超人、カレクックです!
















かつては三代残虐超人として名を馳せた彼ですが、そのギャグ的な見た目とネーミングから、2軍・3軍超人に落ちてしまいました。


六鎗客の時に正義超人代表で立ち上がった時は嬉しかったです!



そんな彼の読切の感想をお届けします。



まずはストーリーのおさらい(前半)。







インドに伝わる『頭戴格闘術(マーラレスリング』。


道場にて修行の成果を見せた若者・シンは見事な体捌きを師匠達に見せる。










シンの技術は頭戴格闘術の全てを習得しておいるが、技の中に荒々しい怒りがあり、正義超人として相応しくないと、師匠は免許皆伝を許さなかった。



「その心ガンジス川の水面の如くあらん」



波紋のない水面の心を保つ事がこの格闘術の極意であり、極意を極めた者のみが「花冠(マーラ)」を頭上にいただく事ができ、真の正義の伝承者になれるという。



師匠は、シンの技と素質は素晴らしいものである事は認めていたので、条件を出す。


今日より1年間怒りを我慢する事、そして怒りをあらわにして勝手に頭に何かを載せてはいけない事。

特に脳天が痺れるほどの辛さをもつ怒りの象徴であるアレを載せたら破門だと告げ、シンを旅立たせる。




シンが旅立って、あと2日で1年が経とうとしていた頃、辺境の町でシンはミーナという美しい女性と出会う。












恋煩いでよろめくシンに、ミーナは親切に介抱してくれる。



その時、大英帝国インド超人総督の末裔と名乗るケンブリッジ閣下が部下を引き連れて現れた。













かつてイギリス領であったインドに対し、土地を使わせている代わりに、租税を要求しに現れたのだ。



終戦を迎えてインドは独立しているため、ケンブリッジに対して怒りをあらわにするミーナをはじめとする住人達。


ケンブリッジは抵抗する住人に対して粛清が必要だと、自らのもう一つの顔を披露する。



そう何を隠そう、ケンブリッジ閣下は大英帝国インド超人総督の末裔であると同時に、英国伝統キャッチ・アズ・キャッチ・キャン・レスリングの秘技を受け継いだ超人レスラーだったのだ!




(あぁ、もうツッコミたい!!!)





抵抗する住人を次々に血祭りにあげていく閣下。



気が済んだ所でケンブリッジは、今日はここまでだと引き上げていく。




が、惨劇を目の当たりにしたシンはケンブリッジの行く手を阻む。


「怒っているのか?」



ケンブリッジに言われてシンは我に返る。


怒りを抱いては頭戴格闘術の免許皆伝が遠のいてしまう。



ケンブリッジは行く手を阻まれた手前、シンをボコボコに殴り、ハイキックを叩き込む。



結局無抵抗のまま気絶させられたシンは、ミーナの家に運ばれた。


ミーナは優しくシンを迎え入れ、傷が癒えるまでゆっくりしていってと告げる。


シンは美しくて優しいミーナに完全に恋をしてしまった。



翌日、市場に再びケンブリッジが現れた。



後半につづく。







大英帝国インド超人総督の末裔って何?





いきなりそこからツッコンでしまいましたが、順を追っていきます( ;∀;)




カレクックの過去ですね、シンが本名。


マーラレスリングたる怪しい格闘術の修行をしておりますが、掻い摘んで言うと悟りを開いたものは頭に食べ物を載せる事を許され、その食べ物を載せる事で超人パワーを極限まで引き出せるという。


載せる食べ物の事を「花冠(マーラ)」と言うみたいです。



カレクックの強さの秘密が語られておりましたが、御神輿閣下が登場してからは興味はそちらへ。


イギリス領インド帝国という歴史は1947年に終わりを迎え、現在はインドやパキスタン、バングラデシュ・ミャンマーと分裂かつ独立をしている。



このご時世にイギリス領インド帝国思想を持っているヤベェ奴登場で、そいつがキャッチ・アズ・キャッチ・キャン・レスリングの秘技を受け継いだ伝承者というお腹いっぱい設定。




カレクック以外は全員新キャラなのですが、物語に関係ない新キャラが多すぎて、この世界観を読み解くのに邪魔でした。



師匠、ミーナ、閣下だけでも成立するので、途中で出てきたラジャという青年はシカトしますね。











読切 愛と怒りの聖人 感想2

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うっほ!


うっほ!!


うっほです(^-^)ニクッ




カレクックの読み切りの後半の感想をお送りします。




インドのとある町の市場にこだまするミーナの悲鳴。



再び市場に現れたケンブリッジ閣下は、ミーナの店に大麻(ガンジャ)を仕込んでおり、大麻密売容疑をでっちあげたのだった。




公的自警団の免状と逮捕権を所持するケンブリッジは、ミーナの逮捕と、この市場での商売を禁ずると豪語。



そしてミーナの店を破壊しはじめるケンブリッジ一味。


泣きながら抵抗するミーナに対し、ケンブリッジは顔面を引っ叩いて張り倒した。




シンはミーナを守るために、再びケンブリッジの前に立ちはだかるが、あと1日怒りを我慢すれば免許皆伝の約束が果たされる事が脳裏をよぎり、無抵抗のまま殴り倒される。



シンが倒れた先には、ミーナの作ったカレーが落ちていた。



カレーを見てシンは師匠の言葉を思い出す。



「脳天が痺れるほどの辛さをもつアレを載せたら破門じゃ」



「アレによって人並み外れた強さは生まれるが、頭戴格闘術の道からも外れてしまうだろう」





しかし、目の前の惨劇を許せるわけがなく、シンはカレーを手に取り、頭に載せてしまった。










立ち上がったシンは軽やかな体捌きでケンブリッジの部下を次々と倒していく。





ケンブリッジは幾度も邪魔をしようとするシンを生かして帰さんと襲いかかり、パンチの乱打から必殺技の『キングダム・ヘイル』に捉えてジャンプ!




が、人並み外れた柔軟性でシンは技から脱出。




頭のカレールーをケンブリッジの目に入れて視界を奪うと、鋭い蹴りで腹を切り裂いた!




そして必殺技の『チャルカスティング』でケンブリッジの腹を貫いたのだった!!













大量の出血と共に地面に倒れるケンブリッジ。



大量の返り血を浴びたシンをみて、ケンブリッジの部下は逃走。



市場は静寂に包まれる。












ミーナを守り、市場を守ったシンは、「もう大丈夫だよ」とミーナに声をかける。






が、ミーナと人々はシンを見て恐怖に怯えていたのだ。




シンは少し悲しい顔をしたあと全てを悟り、残虐超人として生きていく事を決め、1人立ち去っていくのであった。










残虐超人の戦いは冬の太陽と同じである


それは照らしはするけれど、決して暖めはしない






おわり。








哀しい話ですね。




ちょっとキン肉マンの読み切りでは珍しいバッドエンドパターンで、うっほ的にはめちゃくちゃ好きな終わり方です。





カレクックって見た目も名前もギャグ枠の最高峰なのですが、こんなに渋くて切ないキャラになるなんてビックリです。


もう切なくて泣けてきちゃいます。



結局彼は邪道へと堕ちてしまうのですが、ミーナが少しでも喜んでくれれば、違った人生を歩めたのにねぇ。


そして師匠に1年旅に出ろとは言われていたシンですが、怒りを抑えろとは言われたけれど、困っている人を助けるなとは言われていない。



キン肉マン達も友や人々が傷つけられたら怒りで立ち上がる時も多かった。



師匠が言いたいのは怒りのコントロールをしろ、という事でしょう。




シンは結局その意味を理解する事ができなかったので、残虐超人カレクックという道を歩む事になるわけですね。


それにしてもやっぱり人間達は恩知らず、ダイの大冒険のダイも、強すぎる故に人を助けたのに怖がられていた。



毒と薬は本当に紙一重なのでしょう。





カレクックの戦いの動きは、ヨガのポーズが組み込まれていて視覚的にも面白くて好きです(^^)




いつぞや発表したうっほの好きな超人ランキングでは、カレクックはなんと24位にランクインしております(^^)











この話ありきでマリキータマン戦を見ると、正義の友情パワーを封印して怒りの残虐ファイトで戦う彼の精神的な強さが分かります。



友のために友情パワーを隠して、残虐ファイトで戦う姿も、キン肉マン達には本心を見抜かれていました。


キン肉マンをはじめとする仲間がたくさんできて良かったね、カレクック。







ブラック・シップ3

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ブラックシップ















世界超人相撲において最強の超人。



今回はブラックシップの戦闘力と戦術を考察していきます。



世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップでは無敵の10連覇という偉業を成し遂げているので、実力は申し分ない事は確かです。




そして、引退式に乱入した時はカナディアンマン、スペシャルマンを無傷で倒しております。



実際にレスリング形式で戦ったかは不明ですが、乱入を取り押さえようとしたところをボコボコにしたとしても、これは凄い強い証明に。


ミートくんとの取っ組み合いも、ミキサー大帝を倒したバックドロップを未然に振り解くなど、ディフェンスも凄い。


さらに、自身の必殺技の喉輪落としを子供のミートくんにぶちかますあたり、容赦がない。




ウルフマンとの戦いでは、彼の巧みな戦術が垣間見れる。



◆立ち上がり


これはウルフマンの性格上、正面からブチかましてくる事は明白で、わかった上でブラックシップもぶちかまし対決に持っていったように読み取れます。

真の横綱を決める対決なので、お互い正面突破以外考えていなかったでしょう。

万全の体調で、体格が大きく上回るブラックシップが完全に当たり勝つ。



◆土俵際に追い込む



ブチかましでウルフマンの体勢を崩した後は、さらに崩しにかかる。

けたぐり(ローキック)でウルフマンの痛めている左足を執拗に狙う姿は、大勢の読者からも嫌な目で見られた事でしょう。

ここに彼の「ヒトデナシ」の精神が出ているとも思いますが、試合を盛り上げるという点において、これ以上ない作戦だったと思います。



彼は絶対勝てると思っているので、突き出しでも押し出しでも、盤石な作戦で勝とうと思えば簡単に勝てたはず。



この場所においてヒールならば、完全ヒールに徹した事は素晴らしいと思います。




◆決まり手1


土俵際に追い込んでの突き出し。


並の超人ならばこの強烈な突きで土俵から落ちる事は間違いないだろうが、さすがはウルフマン、ブラックシップのマワシを瞬時に掴み、なんとか耐える。













が、ブラックシップもここまでは予想していて、特に焦った様子もない。


完全に体勢を崩した相手を大技に持っていく布石だったのだ。



◆決まり手2


必殺の喉輪落とし。

彼自身も語っているが、エンターテインメント性の強いアメリカでは、ド派手な技が好まれる。


金を稼ぐためにレスラーになったブラックシップは、絶対に負けない肉体と、客に喜ばれるパフォーマンスを心得ていた。




(倒したカナスペをわざわざ担いで持ってきたのも、そのパフォーマンスの一環だと思われます。)



この状態から突き出しや押し出しと、地味に追い込めば確実に勝てた試合を、ド派手な喉輪落としにしてしまったせいでウルフマンに反撃を許してしまうのだ。




◆決着


喉輪落としを避けられてしまい、ウルフマンは合掌ひねりの予備動作でブラックシップを捕らえる。

が、ブラックシップは必殺技を避けられて相手の必殺技に捕らえられても余裕の表情。



「なんだこんなもの」


と軽く外そうとするが、外れない事実に初めて驚愕の表情を見せる。


結果、合掌ひねりでド派手に敗北してしまうのだが、ブラックシップのプロ根性は、正直見ていて気持ちが良かったです。




正義の王道勝利を納めたウルフマンは、きっとブラックシップに正義の心を植え付け、善良な相撲超人に転身させる事でしょう。



でもあんな風体で真面目なレスラーだったら、嫌だなぁ(笑)





ブラック・シップ4

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ブラックシップ




さて、今回はブラックシップという言葉から彼を考察していきます。





ブラックシップ、即ち黒船。





黒船とは、嘉永6年(1853年)にマシュー・ペリー率いるアメリカ艦隊が江戸に訪れ、鎖国をしていた日本を無理矢理開国させた歴史的出来事、『黒船来航』の事を指す。














アメリカは、捕鯨活動の休息・中継地点として最適の立地である鎖国中の日本に目をつけ、開国するように促す。


決して友好的な手法ではなく、バックには到底日本の軍事力、財力では及ばないような艦隊が控えており、日本は開国を余儀なくされる。




結果として日本の経済を活発化させ、大きく国を発展させる要因となった。





それ以来、既存の価値観を壊すくらいの衝撃的な出来事や人に対して『黒船』というキャッチコピーが付けられたりするようになった。




相撲会に全ての常識を覆すアメリカ合衆国ハワイ州出身の小錦(KONISHIKI)が現れた時も、千代の富士との初対戦では彼を圧倒し、ハワイの黒船と呼ばれた。



小錦は貧困な生活を打破し、家族を助けるため、つまりは金のために相撲を始めたのだ。



ブラックシップも土俵には金塊が埋まっていると、金のために相撲を始めた事を示唆した発言もしている。




さて、近年において黒船の名前を欲しいままにしていたのは、













リア・ディゾンですね。







グラビア界の黒船というキャッチコピーで日本デビューをし、大人気となりました。





キン肉マン二世を読むために週プレを読んでいたので、リアディゾンのグラビアは確かに衝撃的なくらい美しかったです。





その後、京本政樹の後ろにいた事が衝撃的でしたが。















作中ではブラックシップが、世界に門戸を開かない日本超人相撲協会に文句を言っていましたが、ウルフマンをこれだけ追い詰める事のできた世界超人相撲はしっかりと認識された事でしょう。



これを機に日本超人相撲協会が鎖国を解き、世界超人相撲と競合していくようになってくれれば、ブラックシップ襲来の甲斐があったと思います。



彼は個人的な名誉だけでなく、相撲協会全体を考えていたのかもしれない。



・・・10%くらい。









蹴手繰り

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蹴手繰り




けたぐり




使い手:ブラックシップ、ワンリキー、他





相撲における技の一つ。




相手の足を蹴り、体勢を崩した所で相手の手を手繰って相手をうつ伏せに倒す技。



実際には手繰らなくても相手が倒れれば決まり手として成立する。




主に奇襲技として格下が格上に対して使用する技で、格上が使用するのは品格が良くないと言われる闇技でもある。




手繰らなくても蹴手繰りと言われるので、つまりはローキックと同一視される。





作中ではアメリカの相撲超人ブラックシップが使用。




ウルフマンの負傷している左足を執拗に蹴手繰りで攻めるシーンがある。








ウルフマンは痛みに悶えながら土俵際に追い込まれ、劣勢を強いられる事になってしまった。




先程闇技と称したように、この戦いにおいてはブラックシップの嫌な感じが増幅するように描かれている。































世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップ

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世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップ




ちょっと何言ってるかわからないけれど、とにかく長いタイトル。




世界超人相撲協会において開催される相撲大会の事で、作中ではアメリカの相撲超人ブラックシップが10連覇という偉業を成し遂げている。














超人相撲もいうものの起源はおそらく日本であると考えられるが、日本超人相撲協会はこの世界超人相撲協会主催のファイティングチャンピオンシップに、日本最強の横綱・ウルフマンを選出した事は無かったようである。





ブラックシップは世界に全く門戸を開かない日本超人相撲協会は島国根性丸出しだ、とヤジっていたので、ウルフマン以外の相撲超人もファイティングチャンピオンシップに参加していなかったと想定できる。



これではさすがにブラックシップが怒るのも理解できる。




ウルフマンサイドは外敵との戦いで多忙を極めたために参加していなかったと語るが、代わりに2番手の横綱相撲超人を送りこんだり、ちゃんと謝罪の意を伝えたり、なんらかの形でブラックシップとウルフマンの対戦が実現するように努力していれば、ブラックシップもこんな乱入はしなかったであろう。





いろいろあったが、無事にブラックシップがウルフマンと対戦する事ができ、これによって日本超人相撲協会が世界に門戸を開いてくれれば万事丸くおさまるのである。




そうなれば、まさにブラックシップは黒船としての役割を果たした事になる。




そう言えば世界超人相撲と日本超人相撲のルールの違いがあるのかは謎であるが、ブラックシップが永世横綱の称号授与に異議を申し立てた時





日本ではこれを「モノイイ」と言うのかな?




と言っていたので、世界超人相撲協会では違う呼び名のようである。
















タイム!とかかなぁ(笑)




超人相撲が日本発祥であれば、万国共通で「モノイイ」と使ってもいいと思うのですが・・・。






さて、ブラックシップはこの優勝時のメダルを10個首からぶら下げて現れたが、



















ぜーんぶ違うデザイン






なんなら首にかけるリボンもデザインが違う。




同タイトルなのに全部デザインが違うというのは、開催国が毎回違うからなのか、毎年違うデザインにするように心がけているのか、とにかく随分とお金をかけている団体である事がわかる。





また、ブラックシップがミートくんをボコボコにするシーンではキラリと光るメダルが目を見張る。










日本超人相撲協会

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日本超人相撲協会






ウルフマンが所属している超人相撲の団体。





日本が相撲の発祥であるという認識だが、世界超人相撲協会というものもある。

(世界の相撲協会の正式名称がコレでいいのかわからないが、世界超人相撲ファイティングチャンピオンシップというタイトルがあるので、おそらく世界超人相撲協会でいいと思います、あと、名称なんぞなんだっていい)




上記の世界大会に日本の超人が出てこないという描写があるので、日本超人相撲協会は高慢だと思われている。




日本超人相撲協会側からしたら、最強の横綱・ウルフマンが外敵との戦いで多忙を極めていたために参加を見送っていたと主張するが、だったら2番手や3番手の相撲超人を世界に送るべきだと考える。




超人オリンピック等にも、ウルフマン以外の相撲超人が表舞台に全然出てこないので、本当に閉鎖的な団体なのかもしれない。




また、超人オリンピック・ザ・ビッグファイトでは、キン肉マンとウルフマンの一戦を仕切っていたのが日本超人相撲協会と認識する事ができる。




委員長がキン肉マンを排除しようと企んでおり、キン肉マンにとって圧倒的不利な相撲デスマッチとい試合形式を半ば強引に行なっている。



これは日本超人相撲協会との癒着があったと想像でき、宇宙超人委員会も相撲協会も腐っているという裏付けにもなります。





委員長の決定権が大きいところから、彼は日本超人相撲協会の役員も兼ねているのかもしれない。






そもそも、作中での初期のウルフマンには、まったく品格が感じられず、日本超人相撲協会の指導がどうなっているのか知りたいくらい。






さてルナイト戦では、ウルフマンが過去の取り組みで連敗が続き、しかし真摯に相撲と向き合う事でだんだんと成長しているシーンが描かれております。



















確実に半分は外国人レスラーだろ(笑)





全く世界に門戸を開かないくせに、世界の強い人材は門下生に迎え入れるという、一方通行の酷い協会らしい。





ウルフマン引退の今、第二の相撲超人を輩出してほしいものですね。






キン肉マンマスクを作ってみた

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うっほ!



うっほ!!



うっほです(^-^)ニクッ





はい、今日は月曜日、本来ならキン肉マンの更新日ですね〜。




カレクックの次は『超人血盟軍』の読み切りが予告されていましたので、先に記事を書いて本日の0時にアップされるように設定しておいたわけですよ。




そんで今になって見てみたら、まだ更新されていなかったので、慌てて記事を隠しましたw
(来週かな?)



血盟軍の更新と同時に再び解放します故、代わりの記事を。




ンマー、この御時世はコロナウィルスのせいで全て狂った非常事態に。





うっほの住む埼玉は東京の属州ということもあり、その波を大いに感じております。



今はなんとか手に入るようになりましたが、当時は全然手に入りませんでしたね、マスク。





あまりにもマスク不足に苛まされたので、自分で作っちゃいました。






まず、古くなったシャツを用意します。



今回はあの2人に協力してもらいました。







 








B.B.ビッグボンバーズのお2人です!!(^^)

















もうね、かれこれ約10年も前の物で、漂白した後とかも残ってサイズもキツくなったので、リサイクルという事でマスクに生まれ変わらせる事にしました。






まず、ネット上にあるマスク型をダウンロードして印刷、マスク型に沿ってシャツを裁断します。










記事を二重に当てて、ミシンで縫い縫い。
















完成です!!!





そんなわけで装着!!
























おお、これは中々具合がいい!!( ・∇・)







簡単に工程を説明しましたが、裁縫やミシンの初心者のうっほにとって、結構過酷な作業でした。




マスク職人さん、凄い!!




そしてコロナウィルスよ、永遠に!!








ぶちかまし

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ぶちかまし




使い手:ウルフマン、ブラックシップ、他





いわゆる『体当たり』の事。




元々は相撲用語で、相撲における体当たりをぶちかましと称するが、現代では相撲出身のレスラーがプロレスに参戦した事により、レスリングにおいて使われる事もある。




相撲においてぶちかましをするには、助走をとるため相手との一定の距離が必要となる。




つまりは最初、立ち合い時である。




相手と密着して技を出し合う相撲では、そこがぶちかましを決める最大の機会である。



前のめりの体勢で全体重を乗せて、頭、または肩を接触点として突進するのだが、当然体重が重い方が威力は大きくなる。




頭同士でぶつかると出血を伴い、また接触点を脳天近くにしていまうと、脳震盪などが生じる場合もあるので、非常に危険な技として女子相撲においては禁じ手とされている。




立ち合いの初手において最大の威力を発揮するこのブチかまし、当然相手とブチかまし対決になる事もしばしばなのだが、前述の通り体重が重く、スピードが早い方が有利で、また相手の体勢を崩す所にぶちかましを当てるのが効果的なので、この立ち合いで最大の流れが決まってしまうといっても過言ではない。



当然体重や技術で劣る方が相手とぶちかまし対決をするのは自殺行為なので、横に避けたり、潜り込んだり、張り手をさしたりして対処する必要がある。




堂々と正面から衝突し、突破する様に魅力を感じる人間の性から、横綱は初手は逃げずに突進!という暗黙のルールみたいなものが出来上がる。




横綱に限らず基本的には前に出る意欲的な技を出す事が美徳とされる。




突進系の技で最も威力があるが、対策を立てられて避けられると劣勢を強いるのが、このぶちかましなのである。




ウルフマンとブラックシップの対決では、2人とも相撲界最強の自負があるので、初手は自ずとぶちかまし対決になった。
  















2人とも同格のパワーとスピードと技術があると仮定するが、体重差とウルフマンの足の怪我が作用して、ぶちかまし対決はブラックシップの完勝。




完全に体勢が崩れたウルフマンは劣勢を強いられる事になってしまったのだ。




ウルフマンはルナイト戦でも何度かぶちかましを放つが、ぶちかまし合戦になった時はやはりガタイの勝るルナイトに分があった。



















ぶちかまし2

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ぶちかまし






相撲における突進技、肩や頭でぶつかる。


体重が重いほど有利。












前回の記事にも書いた通り、相撲における横綱の立ち合いでは、正面からぶつかり合うことが王道となっている。




正々堂々と前に出て圧倒して勝利という構図が人々を魅了するのだ。



特に昭和の大横綱・千代の富士がその印象を国民に植え付けた。



小柄ながらも鋼の肉体で正面から力士達をバッタバッタ投げ飛ばす姿は、勇気と感動を与えてくれました。




近年では、平成の大横綱・白鵬が立ち合いで張り手、カチ上げ、ネコダマシなどの、いわゆる格下が使うような後出し戦術を用いて勝利し、横綱の品格がどうのとか、横綱相撲じゃないとか散々叩かれていました。





確かに横綱相撲ではないし、観ている人の期待を裏切る相撲になっているとは思いますし、私も観ていて正直イラッとしましたが、相撲の戦術の可能性を広げる意味で、白鵬の事は責めきれませんでした。





挑戦者も横綱相撲に付き合って勝ってこその金星だと思うので、ほとんどの挑戦者は不利な真っ向勝負を選びます。




これがスポーツ界の美徳であるけれど、闇でもあると思います。




甲子園で松井秀喜が5打席連続敬遠をされて1度もバットを振れなかった出来事でも、社会現象となるぐらい物議を醸し出した。




2018FIFAワールドカップでは、日本がポーランド戦においてパス回しの時間潰しのプレーをして、もんの凄い叩かれた事も記憶に新しい。





正々堂々というものがとても重要視されている反面、勝ちに行くという目的や、国や個人の経済を考えると、仕方のない戦術もあると思います。




その闇が相撲技初手のぶちかましに込められている気がしてなりません。




ウルフマンはルナイト戦で距離が離れるとぶちかましで突っ込んで行く姿を何度も見せてくれました、さすが、超人界の永世横綱ですね!










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